写真は実際の塗料の見本です。
普段お客様に色をご提案する際に使用するのは、
日塗工と呼ばれる日本塗料工業会発行の標準色見本帳です。
特に建築塗装で使用されるもので、おおむね標準色を網羅したもので
624の色が掲載されたものです。
数は非常にふんだんになるのですが、弱点として持ち運びを考えてのことか
一つ一つのサンプルが小さいという点が挙げられます。
僕たちが調色する際にも、小さいくて少々使いづらいのですが、
お客様に提案する際にも、色合いや濃淡で認識のズレが起こることもしばしばありました。
そこで販売店に相談すると、A4サイズの塗板というものを提供してくれます。
これは実際の塗料を塗った板のことで、色合い・艶・パターンを指定することができます。
これを実際の屋外に持っていくと、日塗工よりも明確に色合いを確認することができます。
今後塗り替えをご検討の方は、ぜひ「塗板をお願いします」と施工業者に言ってみてください。
およそ1週間程度で施工店に入ります。
塗り替えを行うことは、貴重な機会となりますので、ぜひ慎重にご検討くださいませ。