先般も少し書きましたが、お見積もりの際の資料作成には十分時間をかけております。
ひな形はありますが、お伺いするお客様にあわせて少しづつアレンジをしております。
営業で新規のお客様にお会いするようになってから、多くのお客様が実際住宅であれアパートマンションであれ
はたまた店舗改装であれ、業者の選択に苦慮なさっているのがよくわかってからは、なおさらここに時間をかけるようになりました。
自分は以前から塗装の技術や知識は、お客様のご希望にお応えできるもので当然。
今後業者の力の差がでるのは、提案力・営業力ではないかとずっと思っていました。
というのも、父親の会社は長く大型建築物・公共工事・店舗改装を主体としていたからです。
当時住宅の塗装改修を真剣に取り組んでいた会社は、すごく少なく
自分も正直住宅塗装は、お客様と接するのであまり得意な方ではなかったのです。
しかしバブル景気が終焉を迎え、大型建築での仕事が減少してからは、各社一斉に住宅リフォームに参入していきました。
ところが業者の都合でお客様は待ってはくださいません。
我々専門業者が住宅に向かうより先に、ハウスメーカー・工務店・設計などの異業種の会社が先にリフォーム需要を見越していたのです。
またそればかりか、防水業者・水道設備業者・電気設備業者なども、住宅塗装を請け負い、下請けに塗装会社が入るという
結局のところバブル期と同じ構造が、住宅塗装で展開されているのが今の現状です。
自分はその光景を見ながら、これからは技術力と同等に営業力が必要だと感じました。
現場で作業するだけの職人から、お客様に提案できる職人への進化が必要だと今も強く感じております。
だから、結果はどうあれ今もお客様にお会いする際は、お見せできるものはすべてお見せしたいと考えております。
まだまだこの営業分野も、自分よりも上手の方々がいらっしゃしますが
これからも「しゃべれる職人」として精進していきたいと思います。