破風板と言うのは、屋根の端についているまさしく風を受けるための板。
軒とは屋根から伸びた屋根裏部分と言えばよいでしょうか?
以前から感じているのですが、この2カ所が壁の劣化を防ぐ重要な役割をしています。
破風板とはまさに風を破る板と書くのですが、装飾的にもこの破風板がキレイだと建物全体が締まって見えます。
幅はわずか30cm程度の板ですが、これがある家は比較的壁の劣化が少ないように思います。
同様に軒先が長い家が、雨風の影響から壁を守りますので、経年劣化の進行を遅くする効果があります。
古くからある所謂在来工法というものは、その地域や気候にあった知恵の結集なんだなと、
しみじみ思う今日この頃です。