塗装工事の際の検討ポイントの一つとして、色の選択があります。
これもなかなか悩ましい問題ですね。
これまでは色のご提案をする際、塗装業者が一般的に使う「日塗工」という
色見本を提案に使用していたのですが、近年パソコンで写真を加工したカラーシュミレーションが主流になっています。
カラーシュミレーションであれば、色見本のような小さなもので「イメージと食い違う」ということが、減少しますが
それでも印刷のズレ、PCの画面上のズレはどうしても避けられません。
この部分は慎重に検討する必要があると思います。
色の特性を少し考えていくと2つポイントがあります。
1)色は相対でみること
2)面積が広くなると薄く見えること この2点です。
相対でみるとは、仮に家を薄い色で塗装する場合、周囲に白い建物があると
その建物よりも濃い薄さであれば、必然的に塗装する建物は濃い色に見えてしまうということです。
カラーシュミレーションを行う場合は、周囲の建物も意識して作成しないと、想像とズレが生じる場合があります。
もう一点は、塗面積が広くなると色は薄く見えてしまうということです。
比較する面積が広くなると周囲の色合いや光の反射が増える為
どうしても色味が薄く感じてしまいます。
色を選択する際、見本で「少し濃いな」と思う色が、イメージと近い色だとお考えください。
塗り替え時の色を選択される際は、ぜひ業者の方と十分に検討・吟味の上、
ご納得いただいての選択をオススメいたします。