有機質と無機質

今日は少し塗料についてです。

近年本当に普及してきた無機有機ハイブリッド塗料ですが、

そもそもどういうものか?を少しだけ。

 

無機質系の塗料は以前から商品としてあり、自分も名前は聞いたことがあったのですが

価格が高く一般には普及しにくいものだと思っていました。

しかし近年改良が進んだことと、お客様のニーズの高まりを受けて徐々に普及しているようです。

 

これまで多くの塗料は有機質でした。

簡単に言うと寿命のある素材を加工したものなので、いずれ劣化したりカビなどが繁殖する温床になっています。

これに対して無機質とは劣化しないもの・・・例えばガラスとか石とかの鉱物に由来するものなので、

カビなどが繁殖しにくいものとされています・・・・すいません、あくまでもざっくりです。

 

ただし無機質のものは塗料への加工が難しく、これまで一般化していないかったようです。

技術が進歩し、有機質の塗料に無機質を添加して、乾燥時に表面に無機質が表出してくるものが

有機無機ハイブリッドだと言われております。

 

自分が施工した経験があるのは、エスケー化研のスーパーセラタイトFや、ダイフレックスのスーパーセランフレックスなどですが

施工性もこれまでの塗料と変わらず、耐久性も信頼がおけるものだと感じております。

いずれもメーカーは「20年」程度の耐久性をうたっていますが、塗料が出来て20年まで経っていないので

実力のほどは明確には言えません。ただし今の時代いい加減な情報は出せないので、いずれもかなり自信があると感じています。

 

昔は塗料の素材が「ウレタンだシリコンだ」と比較しておりましたが、

無機質が一般化してくる最近ですので、もしかしたらい「一回塗ったら永久にキレイ」というようなものも

販売されるかもですねぇ。

 

それはそれで楽しみな気がしますが。