【失われつつある職人文化の証明】



昔の職人は粋ということを意識して生活してました。
例えば飲み屋さんで、御勘定の話を聞かれるのは無粋と考え自分たちにしかわからな
い言葉で割り勘の勘定をしていました。
数字に当てはまる言葉は「本通りから路地をツーと逸れて山の上の木」という言葉を数
字に当てはめて日常生活や現場での会話に応用していたようです。

当時職人とは若い人たちの憧れであり、給料が安くても「その師匠から技術を盗みたい」
「建築で身を立てたい」という弟子達の手本でありました。
しかし時代が変わり、建築物そのものの価値が下がるにつれて職人から「組立工」にな
りさがり、技術は標準化されすぎて、誰にでもできる建築が今の日本の建築技術の現状
です。
以下のような符丁もそんな時代の流れに消されていきます。


職人文化の証 「符丁」

符丁 意味 1 ホン
シカツ 良い 2 ロー
モヤ 悪い 3 ツー
ケナミ 休み・見る 4 ソー
ケシ とる・なくす 5 レー
ゴフ 看護師さん 6 ター
ゴリ 女中さん 7
オモチャ 刷毛 8 ヤマ
ネタ 材料 9
レキする 何となく何かする
モヤツキ 喧嘩
マツ
ビーコー ビール
ツケ 食べる
メーコー
ペシャリ しゃべる