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塗装の豆知識

コロニアル・新生瓦のワレについて

屋根のわれ

やっと天候も回復してきましたね。

今からの時期我々塗装業者にとっては、天気予報とにらめっこでございます。

今年の梅雨はどのくらいの期間になるのでしょうか・・・。

梅雨と言えば、これからの季節からお問い合わせが増えるのが、雨漏りのご相談です。

そこで今回はコロニアルや新生瓦などの割れについて考えてみます。

 

まず屋根の素材がなぜ割れるのかと言いますと、

原因は屋根素材への雨水の浸透です。

屋根の塗装が劣化しますと、素材へ直接雨水が浸透します。

この浸透した雨水が、冬から春先の気温低下により凍結します。

その際体積が大きくなる・・・つまり浸透した水が膨張して、屋根の素材を砕くのです。

それが結果的に亀裂をつくり、素材の欠損を生むのです。

 

これから雨の季節になります。

今一度屋根の点検をオススメいたします。
もしご心配な場合は、ぜひポインテリアまでご一報くださいませ。

サイディング補修

最近の施工状況です。

天候にも恵まれて先日完工した工事から、サイディング補修を抜粋します。

サイディング2

写真の焦点がズレていますが、写真上部サイディングが水を吸って素材そのものの剥離を

起こしている写真です。下に落ちているのは旧塗膜とサイディングの一部分です。

サイディング3

これに今回はFRP補修用のシートを張ります。

強度も十分あり、紫外線で効果するため煩わしい作業は必要ありません。

サイディング4
 

これをシーラー処理後、上塗りをかけて完成となります。

意匠の違いはあるものの、サイディング本体の強化にもつながります。

 

特に古くなったサイディングは、水分を吸って膨張し素材そのものの欠損につながります。

欠損すると修繕にもひと手間かかってしまいますので、

なによりも塗膜に傷みを認めた時点で、早急な対処が必要になります。

気になる方はぜひ一度ご確認を!

雨どいの交換、協力会社様

樋交換1

今回は樋の交換のお話し。

建物にとって雨水の排水は、建物の耐久性を高める上においてはもっとも重要なポイントの一つです。

最近では意匠性を高めるあまり、排水設備に不備があるため、雨漏りの原因になっているなんて話も

チラホラお伺いします。

デザインもさることながら、機能も重視したいところですね。

特に存在はあまり気にはならない部分ですが、雨どいというものは建物を保護する上では

欠くことの出来ない存在です。

今回の施工では劣化した雨どいの交換をご依頼いただきました。

担当してくださるのは、協力会社の「後藤板金」様です。

樋交換2

現場の施工はご兄弟で担当されています。

大変頼もしい存在です。

写真は劣化した雨どい撤去の写真です。

樋交換

撤去後ステンレス製の受金物を取り付けていただいております。

赤い水糸でレベルを調整します。これで樋の傾斜・勾配を確認します。

この勾配が良くないと、雨がスムーズに流れず、おいおいは枯れ葉などでつまりをお越し

最終的には、樋から水があふれてしまうわけです。

 

雨どいのメンテナンスも建物のメンテナンス同様、定期的に行うことが肝要です。

ぜひ一度ご確認くださいませ。

塗板について

塗板

写真は実際の塗料の見本です。

普段お客様に色をご提案する際に使用するのは、

日塗工と呼ばれる日本塗料工業会発行の標準色見本帳です。

特に建築塗装で使用されるもので、おおむね標準色を網羅したもので

624の色が掲載されたものです。

数は非常にふんだんになるのですが、弱点として持ち運びを考えてのことか

一つ一つのサンプルが小さいという点が挙げられます。

僕たちが調色する際にも、小さいくて少々使いづらいのですが、

お客様に提案する際にも、色合いや濃淡で認識のズレが起こることもしばしばありました。

 

そこで販売店に相談すると、A4サイズの塗板というものを提供してくれます。

これは実際の塗料を塗った板のことで、色合い・艶・パターンを指定することができます。

これを実際の屋外に持っていくと、日塗工よりも明確に色合いを確認することができます。

 

今後塗り替えをご検討の方は、ぜひ「塗板をお願いします」と施工業者に言ってみてください。

およそ1週間程度で施工店に入ります。

塗り替えを行うことは、貴重な機会となりますので、ぜひ慎重にご検討くださいませ。

コーキングについて

塗装に絡む作業の一つとして、コーキングの打ち替えがあります。

業種別に考えると非常にわかりにくいのですが、塗装業者・コーキング業者・防水業者というのは

それぞれ別の業種になります。

作業内容が軽微なものである場合、我々塗装業者がコーキングを打つ場合もありますが、

大がかりなものはやはり本職さんが慣れておられますね。

余談ですが、防水業とコーキング業を兼務されている業者さんもいらっしゃいますが、

コーキング専門屋さんの方が、コーキングを打つのは長けておられますね。

一方防水工事については、コーキング屋さんの範疇を超えているような気がします。

コーキング

コーキングという技術はおそらく日本にはもともとなかったと考えています。

というのは日本の建築は木造が主流であったため、木組みの技術ですき間をなくす技術だったため

コーキングというものを建物で使用することは、なかったと思います。

しかし高度経済成長以後、国の「持ち家政策」に後押しされて民間の住宅需要が高まりました。

それ以前は家は代々継承されるものであり、長期のメンテナンスを主流としていたものが

安く・早く建設されることが一般化したため、工期短縮と建設コスト圧縮のため、

釘や木組みからビス止め、コーキング・サイディング・壁紙(クロス)の家へと変化したと考えています。

 

確かに安価で施工しやすいサイディングやコーキングは、今の建築には必要だと思いますが

問題があるとすれば「定期的なメンテナンス」を要するところです。

コーキング2

劣化したコーキングは、本来の柔軟性をなくしているため硬化してひび割れています。

古いコーキングを撤去すると中は、このような形になっております。

ここからサイディングの切り口に雨水が浸透し、サイディングの劣化に繋がるのです。

コーキング3

打ち替えるとこのような形です。

なお窓廻りについては、打ちシロが少ない場合、既存コーキングの上から

増し打ち(充填してうつ)を行う場合があります。

 

塗装工事に関係する工事として、見逃せないコーキング

10年程度で劣化するのは避けられないことなので、ぜひ定期的な点検をオススメいたします。

幅数ミリ程度の細いものではありますが、コーキングが劣化して切れてしまうと

直接雨漏りの原因になりますので、ぜひご確認くださいませ。

 

 

 

 

破風板と軒

破風板と言うのは、屋根の端についているまさしく風を受けるための板。

軒とは屋根から伸びた屋根裏部分と言えばよいでしょうか?

 

以前から感じているのですが、この2カ所が壁の劣化を防ぐ重要な役割をしています。

破風板とはまさに風を破る板と書くのですが、装飾的にもこの破風板がキレイだと建物全体が締まって見えます。

幅はわずか30cm程度の板ですが、これがある家は比較的壁の劣化が少ないように思います。

 

同様に軒先が長い家が、雨風の影響から壁を守りますので、経年劣化の進行を遅くする効果があります。

古くからある所謂在来工法というものは、その地域や気候にあった知恵の結集なんだなと、

しみじみ思う今日この頃です。

色について

塗装工事の際の検討ポイントの一つとして、色の選択があります。

これもなかなか悩ましい問題ですね。

これまでは色のご提案をする際、塗装業者が一般的に使う「日塗工」という

色見本を提案に使用していたのですが、近年パソコンで写真を加工したカラーシュミレーションが主流になっています。

カラーシュミレーションであれば、色見本のような小さなもので「イメージと食い違う」ということが、減少しますが

それでも印刷のズレ、PCの画面上のズレはどうしても避けられません。

この部分は慎重に検討する必要があると思います。

 

色の特性を少し考えていくと2つポイントがあります。

1)色は相対でみること

2)面積が広くなると薄く見えること        この2点です。

相対でみるとは、仮に家を薄い色で塗装する場合、周囲に白い建物があると

その建物よりも濃い薄さであれば、必然的に塗装する建物は濃い色に見えてしまうということです。

カラーシュミレーションを行う場合は、周囲の建物も意識して作成しないと、想像とズレが生じる場合があります。

 

もう一点は、塗面積が広くなると色は薄く見えてしまうということです。

比較する面積が広くなると周囲の色合いや光の反射が増える為

どうしても色味が薄く感じてしまいます。

色を選択する際、見本で「少し濃いな」と思う色が、イメージと近い色だとお考えください。

 

塗り替え時の色を選択される際は、ぜひ業者の方と十分に検討・吟味の上、

ご納得いただいての選択をオススメいたします。

 

塗り替えどき

塗装工事を判断するのに、もっとも悩ましいのが「いつ塗り替えをするべきか?」を考えることです。

これは多くのお客様からお問い合わせいただく内容の一つです。

 

ここでは塗り替えの判断に参考になる、現象等についてご紹介いたします。

まずは外壁です。

201622111047.JPG

外壁の場合は、サイディングであればこのように、塗膜が劣化すると塗膜表面が粉を噴き触ると手に粉が付着します。

これを「チョーキング」といい、塗膜の劣化を示す現象と判断できます。

チョーキングが起きますと、外壁にかかる雨は塗膜で防ぐことができないため、直接外壁の素材そのものに水分が浸透することになります。

カビ
 

リシンやスタッコのような吹付仕上げの塗料で仕上げた壁は、写真のように経年劣化でカビの繁殖が

考えられます。これは見た目にわかるので、時期は一目瞭然と思います。

 

屋根の場合

屋根

屋根の場合、普段見えにくい場所であるため、お客様ご自身での確認が難しい場所です。

気になる場合は、必ず専門職にご相談されることをオススメいたします。

屋根における確認箇所は、屋根の表面の塗膜の劣化。

写真でも確認できますが、黒い色の屋根の素材の表面にポツポツと白い部分が見えます。

これは屋根の表面の塗料の剥離です。

塗料の剥離を放置しますと、ここから屋根の素材に水が浸透し、冬気温が低い時期に浸透した水が氷る際に膨張

屋根の素材そのものを破壊してしまいますので、要注意

 

また屋根の棟部分、写真の鉄板箇所です。

ここはほとんどの場合が、釘で止めているため長年にわたる風からの振動で、釘が緩んだり外れたりする場合があります。

そこへ強風が吹きこむと、棟ごと飛ばされることがあります。棟のしたは空洞になっていることが多いので放置すると

雨漏りの原因になります。

 

今回はここまでですが、塗料とは建物においては薄い膜でしかありませんが

この膜がどれだけ住まいを守っているかを、こちらでは紹介できればと思っております。