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塗装の豆知識

家具リフォーム デコペイント スポンジング

今日は家具のリフォームについてです。

古くなった家具も塗装で蘇ります。

これも意外と知られていない塗装の付加価値ですね。

時間の経過かとともに汚れる家具です。最近では中古ショップで安価に購入も出来ますが

そういった家具でも綺麗にしてご使用いただくことが出来ます。

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こういった形状の椅子は何かと使い勝手はいいのですが、古くなると傷んだ印象が強くなりますよね。

塗装でキレイに蘇ります。

この時はスポンジングというデコペイントの技法で塗装しました。

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暖色系・寒色系それぞれ同系色でまとめています。

市販の家庭用スポンジで、ポンポンと塗料を塗布しただけですが表情のある仕上がりになりました。

仕上げは水性クリアで塗装していますので、すわっても塗料の剥離はありません。

 

ちょっとした塗装ですが、素材の付加価値が上がります。

ぜひご家庭でもお試しください。

100均でも水性塗料が販売されていますし、水性クリアも販売されていますので

チャレンジされてみてはいかがでしょうか。

塗装のやり方・DIY 鉄( 屋根 壁 等)~塗料・道具・方法~

先日に続いてご自身で塗装される際のご注意点です。

繰り返しになりますが、DIYされることについては自分としては、どんどんオススメいたします。

ただし道具や塗料の選択については事前にお調べいただくことを推奨いたします。

今回は鉄部です。

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鉄は経年劣化で酸化して錆びてきます。ただ錆びるだけなら見た目の問題だけで済むのですが、サビが進行すると鉄そのものの欠損に繋がります。

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写真にあるとおり鉄が欠損すると強度が著しく落ちます。欠損したものに対してこれ以上欠損を進行させない意味で塗装は効果がありますが、強度そのものを回復することは塗装には不可能です。このような形で欠損する前に保護が必要です。

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まずは下準備として、サビを可能な限り落とします。サビを完全に除去するのは難しいと思いますので、

出来る限りで構いません。ただし著しく「浮き」がある場合は、浮いている部分は除去してください。

 

塗料の選択としてはホームセンターであれば「油性」ということになると思います。これも先日記載したとおりホームセンターの油性塗料というのは、内容成分が自分ら専門職でも記載から読み解くことは難しいので、もしお近くに塗装店などの専門職がいる場合は専門の方から購入されることをオススメいたします。

かりにホームセンターで購入される場合、特にご注意いただきたいのは、先般の記事でも記載したとおり

「強溶剤」か「弱溶剤」かの判別をお願いいたします。

弱溶剤のサビ止めの上に強溶剤の上塗りをかけますと、チヂミ・剥離が発生する可能性がありますので、特にご注意ください。

 

また近年は「水性のサビ止め」も流通し始めておりますが、自分は水性のサビ止めを鉄に塗ることは推奨いたしません。

そもそも未処理の鉄は水に触れることで酸化をし、サビの発生となりますので「水性のサビ止め」というのは少しリスクを感じます。

自分としては油性で弱溶剤のサビ止めを推奨いたします。

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道具は先日もご紹介した刷毛・ローラーの組み合わせが使用しやすいと思います。

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はやて・スーパーエクセルの組み合わせはホームセンターでも購入できると思います。

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続いて上塗りですが、上塗りは原則「2回塗り」とお考えください。

2回塗ると塗膜も十分につきますし、仮に一回のみの場合塗り残しやムラの原因になりますので、2回塗ってより確実に仕上げましょう。

 

上塗りの塗料は最近では「ウレタン」「シリコン」の記載がある塗料もありますので、確認してみてください。

自分としてはウレタンでも十分遜色ない仕上がりと耐久性があると考えておりますので、ウレタンをオススメいたします。

シリコンとウレタンを比較しますと、シリコンの方が粒子が小さいため垂れが起こりやすいと思います。

ですので、DIYで使用される際はウレタンの方が塗装しやすいと思います。

 

以上簡単ではありますが、鉄部の塗装についての解説です。

 

もう一つ屋根を塗装される際は、今の時期ですと天気予報をご確認ください。

もちろん雨が降ると、油性の塗料は弾いてしまいますので、絶対にさけてください。

しかし晴れた日でも朝は朝露、夕方は夜露がおりますの、晴れた日も10時~15時までで作業が終わるようご注意くださいませ。

 

せっかくDIYされるので出来れば楽しんで塗装していただければと思います。

ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

塗装のやり方・DIY 木材~塗料・道具・方法~

うまくシリーズ化出来るかわかりませんが、DIYについて継続してご紹介出来ればと思います。

実際塗装・ペイントというものは、少しだけ知識があれば誰でも取り組める建築作業です。

ご自身で楽しんで作業できれば、素晴らしいことだといつも思っています。

出来る限りわかりやすくご紹介出来ればと思います。

まずは木材の塗装からです。

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まずは塗料については、大きく分けて2種類あると思います。

1)ステイン系の塗料・・・・木材に浸透するタイプ

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ステイン系の代表格ですね、キシラデコールです。

2)ペンキ系の塗料・・・・表面に膜を作るタイプ

通常我々塗装業者が使用するのは、1)ステイン系の塗料です。

理由は木材は湿気を吸収したり、排出したりします。ステイン系の浸透する塗料であれば、その透湿性能を阻害しないため使用します。

2)のペンキ系の塗料はホームセンター等で広く流通しております。こちらは外部からの雨水の侵入を防ぎ、木材そのものを被膜により強化します。ただしこちらは木材の透湿性能を妨げてしまうため、後々木材内部の水分が木材の外へ出ようとする際に、塗料の剥離を招いてしまう場合があるのでご注意くださいませ。

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ペンキ系と言っても水性塗料、ガードラックアクアです。

 

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また、2)のペンキ系の塗料で塗装を施すと、後年塗り替えが発生した場合、1)のステイン系での塗装を行っても塗料が浸透しない場合がありますので、ご承知おきくださいませ。

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続いて道具についてご紹介いたします。

道具は主に刷毛を用いて作業いたします。

特に1)ステイン系の浸透する塗料においては刷毛の方が作業しやすいと思います。

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刷毛の毛を選ぶ際は、出来るだけ動物の毛のものをオススメいたします。

浸透性の塗料は、材料の濃度が低く垂れやすいものがほとんどですので、刷毛本体に塗料の含みが多いものが作業しやすいです。

また木の目に浸透させるためには毛が長く、柔らかい毛の方が作業しやすいです。

逆にナイロン製の刷毛だと、刷毛から塗料がたれやすく、木目に対して塗料が柔軟に浸透しにくいと思われます。

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写真は「はやて」自分は好きです。

2)のペンキ系の塗料を使用する場合は、広い面積においてはローラーの使用も可能です。

ただし、塗料の希釈によっては塗料が垂れてしまう可能性がありますので、ご注意くださいませ。

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スーパーエクセルは色々使えますよ。

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次に塗り方のご紹介です。

1)ステイン系の塗料は、特に古い木材については浸透速度が速い場合があります。

その際「塗り継ぎ」・・・・刷毛を継いだあとや、ムラが生じやすくなりますので、塗り始めたら面・面で塗装を終えられるように配慮してください。例えば写真のような長い梁を塗装する場合は、梁だけを継続して塗装するようにしてください。途中で柱や格子に作業を移してしまうと浸透速度の違いから、継続した場所で色の濃さの違いが発生する場合があります。

 

1)・2)の塗料ともに、原則塗装は「狭いところ・高いところ」からはじめて広いところ・低いところに塗り進めるのが原則です。

特に垂れやすい塗料は下から作業すると仕上がった箇所に塗料が垂れてしまう可能性がありますので、かならず

「狭いところ・高いところから」作業を行ってください。

なお、作業に当たっては十分な換気と作業計画、高所での作業は安全措置を講じるように十分配慮してください。

 

以上手短ではありますが、木材のDIY 塗装のご紹介です。

 

ご自身で家の塗装が出来ることは大変素晴らしいことだと思いますので、

ぜひ安全に配慮の上、トライしてみてくださいませ。

 

 

 

 

塗料の相性 塗料の組み合わせ

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写真はあるところで、塗料の組み合わせが悪く表面に縮みを起こしてしまったものです。

一般にはあまり知られていないことですが、塗料にも塗り重ねが合うものと合わないものがあります。

 

特に「油性」と呼ばれるものの中には(我々専門業者は油性という言葉は使わないのですが・・・)

強溶剤と弱溶剤の二種類があります。

強溶剤の方は揮発性が高い溶剤のことで、ラッカーやエポキシ・ウレタンなどのシンナーで希釈するものを言います。

弱溶剤は比較的揮発性が低く、塗料用シンナーで希釈するものです。あるいは石油系と呼ばれます。

 

この塗り重ねを誤ると、写真のような剥離が発生します。

また、水性塗料の上に強溶剤を塗ると同じ現象が起こります。

揮発性の違いから塗料が乾燥する際に、上塗りの塗膜が下塗りの塗膜引っ張っておこる現象です。

近年ホームセンターで塗料が多数販売されていますが、ホームセンターの塗料は我々専門が扱う塗料と違う記載の仕方がしてあるため、

我々でも内容成分が理解できないものがあります。

 

ご家庭で塗装をされる際には、まずは我々のような専門業種にご相談いただくことが

安全に作業できると思いますので、一度ご相談の上塗料の購入・施工をオススメいたします。

コロニアル・新生瓦のワレについて

屋根のわれ

やっと天候も回復してきましたね。

今からの時期我々塗装業者にとっては、天気予報とにらめっこでございます。

今年の梅雨はどのくらいの期間になるのでしょうか・・・。

梅雨と言えば、これからの季節からお問い合わせが増えるのが、雨漏りのご相談です。

そこで今回はコロニアルや新生瓦などの割れについて考えてみます。

 

まず屋根の素材がなぜ割れるのかと言いますと、

原因は屋根素材への雨水の浸透です。

屋根の塗装が劣化しますと、素材へ直接雨水が浸透します。

この浸透した雨水が、冬から春先の気温低下により凍結します。

その際体積が大きくなる・・・つまり浸透した水が膨張して、屋根の素材を砕くのです。

それが結果的に亀裂をつくり、素材の欠損を生むのです。

 

これから雨の季節になります。

今一度屋根の点検をオススメいたします。
もしご心配な場合は、ぜひポインテリアまでご一報くださいませ。

サイディング補修

最近の施工状況です。

天候にも恵まれて先日完工した工事から、サイディング補修を抜粋します。

サイディング2

写真の焦点がズレていますが、写真上部サイディングが水を吸って素材そのものの剥離を

起こしている写真です。下に落ちているのは旧塗膜とサイディングの一部分です。

サイディング3

これに今回はFRP補修用のシートを張ります。

強度も十分あり、紫外線で効果するため煩わしい作業は必要ありません。

サイディング4
 

これをシーラー処理後、上塗りをかけて完成となります。

意匠の違いはあるものの、サイディング本体の強化にもつながります。

 

特に古くなったサイディングは、水分を吸って膨張し素材そのものの欠損につながります。

欠損すると修繕にもひと手間かかってしまいますので、

なによりも塗膜に傷みを認めた時点で、早急な対処が必要になります。

気になる方はぜひ一度ご確認を!

雨どいの交換、協力会社様

樋交換1

今回は樋の交換のお話し。

建物にとって雨水の排水は、建物の耐久性を高める上においてはもっとも重要なポイントの一つです。

最近では意匠性を高めるあまり、排水設備に不備があるため、雨漏りの原因になっているなんて話も

チラホラお伺いします。

デザインもさることながら、機能も重視したいところですね。

特に存在はあまり気にはならない部分ですが、雨どいというものは建物を保護する上では

欠くことの出来ない存在です。

今回の施工では劣化した雨どいの交換をご依頼いただきました。

担当してくださるのは、協力会社の「後藤板金」様です。

樋交換2

現場の施工はご兄弟で担当されています。

大変頼もしい存在です。

写真は劣化した雨どい撤去の写真です。

樋交換

撤去後ステンレス製の受金物を取り付けていただいております。

赤い水糸でレベルを調整します。これで樋の傾斜・勾配を確認します。

この勾配が良くないと、雨がスムーズに流れず、おいおいは枯れ葉などでつまりをお越し

最終的には、樋から水があふれてしまうわけです。

 

雨どいのメンテナンスも建物のメンテナンス同様、定期的に行うことが肝要です。

ぜひ一度ご確認くださいませ。

塗板について

塗板

写真は実際の塗料の見本です。

普段お客様に色をご提案する際に使用するのは、

日塗工と呼ばれる日本塗料工業会発行の標準色見本帳です。

特に建築塗装で使用されるもので、おおむね標準色を網羅したもので

624の色が掲載されたものです。

数は非常にふんだんになるのですが、弱点として持ち運びを考えてのことか

一つ一つのサンプルが小さいという点が挙げられます。

僕たちが調色する際にも、小さいくて少々使いづらいのですが、

お客様に提案する際にも、色合いや濃淡で認識のズレが起こることもしばしばありました。

 

そこで販売店に相談すると、A4サイズの塗板というものを提供してくれます。

これは実際の塗料を塗った板のことで、色合い・艶・パターンを指定することができます。

これを実際の屋外に持っていくと、日塗工よりも明確に色合いを確認することができます。

 

今後塗り替えをご検討の方は、ぜひ「塗板をお願いします」と施工業者に言ってみてください。

およそ1週間程度で施工店に入ります。

塗り替えを行うことは、貴重な機会となりますので、ぜひ慎重にご検討くださいませ。

コーキングについて

塗装に絡む作業の一つとして、コーキングの打ち替えがあります。

業種別に考えると非常にわかりにくいのですが、塗装業者・コーキング業者・防水業者というのは

それぞれ別の業種になります。

作業内容が軽微なものである場合、我々塗装業者がコーキングを打つ場合もありますが、

大がかりなものはやはり本職さんが慣れておられますね。

余談ですが、防水業とコーキング業を兼務されている業者さんもいらっしゃいますが、

コーキング専門屋さんの方が、コーキングを打つのは長けておられますね。

一方防水工事については、コーキング屋さんの範疇を超えているような気がします。

コーキング

コーキングという技術はおそらく日本にはもともとなかったと考えています。

というのは日本の建築は木造が主流であったため、木組みの技術ですき間をなくす技術だったため

コーキングというものを建物で使用することは、なかったと思います。

しかし高度経済成長以後、国の「持ち家政策」に後押しされて民間の住宅需要が高まりました。

それ以前は家は代々継承されるものであり、長期のメンテナンスを主流としていたものが

安く・早く建設されることが一般化したため、工期短縮と建設コスト圧縮のため、

釘や木組みからビス止め、コーキング・サイディング・壁紙(クロス)の家へと変化したと考えています。

 

確かに安価で施工しやすいサイディングやコーキングは、今の建築には必要だと思いますが

問題があるとすれば「定期的なメンテナンス」を要するところです。

コーキング2

劣化したコーキングは、本来の柔軟性をなくしているため硬化してひび割れています。

古いコーキングを撤去すると中は、このような形になっております。

ここからサイディングの切り口に雨水が浸透し、サイディングの劣化に繋がるのです。

コーキング3

打ち替えるとこのような形です。

なお窓廻りについては、打ちシロが少ない場合、既存コーキングの上から

増し打ち(充填してうつ)を行う場合があります。

 

塗装工事に関係する工事として、見逃せないコーキング

10年程度で劣化するのは避けられないことなので、ぜひ定期的な点検をオススメいたします。

幅数ミリ程度の細いものではありますが、コーキングが劣化して切れてしまうと

直接雨漏りの原因になりますので、ぜひご確認くださいませ。

 

 

 

 

破風板と軒

破風板と言うのは、屋根の端についているまさしく風を受けるための板。

軒とは屋根から伸びた屋根裏部分と言えばよいでしょうか?

 

以前から感じているのですが、この2カ所が壁の劣化を防ぐ重要な役割をしています。

破風板とはまさに風を破る板と書くのですが、装飾的にもこの破風板がキレイだと建物全体が締まって見えます。

幅はわずか30cm程度の板ですが、これがある家は比較的壁の劣化が少ないように思います。

 

同様に軒先が長い家が、雨風の影響から壁を守りますので、経年劣化の進行を遅くする効果があります。

古くからある所謂在来工法というものは、その地域や気候にあった知恵の結集なんだなと、

しみじみ思う今日この頃です。